カーブを楽しめる大菩薩ライン

国道411号を東京の八王子から奥多摩町を通り、山梨県甲府市にをつなぐ道の間、東京と山梨県県境の笛吹市までの区間が山梨大菩薩ラインです。
標高2,057mある大菩薩嶺を迂回するように、西麓を駆けていくことから名前がついています。

大菩薩ラインの特徴

距離は約40kmあり、くねくねしたカーブが続きいくつもの川や谷と橋を越えていくと、周囲が森林に囲まれた道になっていきます。
道幅があり走りやすいため、森林浴とライディングを楽しめる道路です。
大菩薩ラインにはループ橋がありますので、まだループ橋を通ったことがない初心者ライダーさんにおすすめします。

大菩薩嶺の北側に行くと、標高1716mの鶏冠山を避けるように北麓へたどり着きます。
多摩川の源流地域に到達から、やっとカーブはなめらかになっていきます。
丹波山村を抜けると奥多摩湖に到着です。

途中の柳沢峠が標高1,472m、青梅街道である国道411号の最高地点です。
天気が良ければ甲府盆地や富士山が見える、絶景ポイントになります。
豆知識として、青梅街道は江戸時代まで大菩薩峠を経由していましたが、明治時代に柳沢峠経由に変更されました。

信号がないため、渋滞がなく快適にライディングを楽しめます。
冬は通行止めになりますので、時期の確認をしてから向かいましょう。
12月末~翌年4月末まで冬季通行止めです。

大菩薩ラインの楽しみ方

柳沢峠から3km離れたところに湧き水があります。
標高1260メートルの場所に一軒宿「山の湯宿はまやらわ」の前にあるので、コップなど置かれているため飲みやすくなっています。
柳沢峠にも一休みできる茶屋さんがあるので、どちらかでひと息いれるのもいいのではないでしょうか。

大菩薩ラインを往復したり、秩父方面に抜けたりと、大菩薩ラインはアレンジが出来やすい道なので初心者ライダーさんも安心して走ることが可能です。
くねくねカーブは続きますが、秋の紅葉は見ごたえがありますよ。
道路に気をつけながら、走る楽しさと景色を堪能することが可能です。

大菩薩ライン沿いに道の駅たばやまがあり、ぬめこい湯が併設されているのでゆっくり温泉も楽しめます。
東京都内から日帰りでいけるコースなので、天気がよくどこか走りたいなと思った時にいけるのでおすすめします。

坂道が多いので安全運転を

場所によっては300°近いカーブがあり、スピードを落として安全運転をおすすめします。
峠道のため、万が一事故を起こしても救援に時間がかかりそうです。
くねくねしたカーブに慣れていないライダーさんは、運転酔いにも注意してください。

また自転車乗りの人たちをよく見かけます。
坂道が多いラインなので自転車が少しふらついたり、膨らんできたりと、危険と感じることがありますので自転車を見かけた場合は注意が必要です。