アウトドアに気をつけたい刺されると危険なブヨについて

アウトドアにどれだけ虫対策をしても、いつの間にか刺されて痒いおもいをしませんか。
とくにブヨが危険で、唾液に毒性が含まれているので、刺されるとひどい炎症にかゆみと腫れが現れます。

まずは敵である正体のブヨのことを知りましょう。
ブヨは体長1~5mmのハエより少し小さく、丸みのある体をしています。
日光が苦手な虫になり、春から夏にかけて水辺近くの草むらなどで見かけます。
とくに天気は曇りの日や、1日の気温が低くなりやすい朝と夕方に活動します。

虫に刺されたとき

蚊もしくブヨに刺されると症状と対処方法は異なってきます。
刺した虫を確認できた場合は、虫にあった対処方法をしましょう。

蚊は針のような口を毛細血管に刺して血を吸います。
ブヨは羽音がなく近づいてきて、のこぎり状の口で皮膚をかじり、流れてきた血を吸っていきます。
問題は皮膚をかじるときにブヨの強い毒性をもつ唾液が入り、炎症、かゆみ、腫れがでる状態です。

ブヨに刺されたときの対処方法

蚊とブヨも刺されたさい、自覚症状はないことが多いようです。
ブヨの場合は刺されてから半日~翌日以降に現れるでしょう。
皮膚をかじって吸血した痕が、点状出血や内出血として残っているとブヨに刺されたと思ってください。

ブヨに刺されたとわかった場合は、かゆくてもかいてはいけません。
刺された場所にポイズンリムーバーを使うか、爪で毒を絞りだしてください。
毒性を絞ったあとは、お湯かお湯で濡らした手ぬぐいなどで傷口を温めましょう。

温めることで痒みや腫れの状態を和らげてくれます。
すでに痒みがでている場合はあまり効果がないため、ステロイド系外用薬を塗ってください。
症状が治まらないときは、すぐに病院へ行きましょう。

放置すると赤いしこりが残ったり、色素沈着を起こしたりすることがあり、刺された場所が手や足だった場合、手や足全体が腫れる人もいます。
足を刺されると、歩行が難しくなる人もいるため、我慢しないで病院へ行きましょう。

ブヨに刺されない様に対策をする

対策をしても100%刺されないことはできません。
ですが刺される確率を下げる対策はできますので、なるべく対応してください。
肌の露出を避け、ブヨがいそうな場所へいくときは長袖、長ズボンに靴下を履いていきます。
ブヨにも効く虫よけスプレーをかけておくと刺される確率は低くなります。

またブヨは暗いところを好む習慣があります。
着ている服が黒や紺色など、濃い色の場合は狙われやすい状態です。
白や淡い色など、明るい色の服を着るとブヨが寄ってきにくくなりますよ。
ブヨの対策をして、安心してアウトドアを楽しみましょう。