マレーシア料理について

いつもありきたりの料理ばかりで、なんとなく退屈しているという人におすすめなのが、マレーシア料理です。
マレーシアというのは地理的に中国やインドの影響を強く受けている国で、地元のマレー系の料理も合わせると、かなり多彩な味が楽しめるという特徴があります。
マレーシア料理は香辛料が効いていて、ココナッツミルクを使用したレシピが多いのですが、それほど辛くないのが特徴です。
普段はあまりなじみのないマレーシア料理ですが、家で簡単に作れるものも多いので、いくつかのレシピを取り入れてレパートリーを増やしてみるのも楽しいかもしれません。

マレーシアという国は、イスラム教徒であるマレー系が60%を占めています。
このため、豚肉やアルコールは料理に使えないというルールがあります。
これに加えて、カレーを中心とした10%のインド系住民と30%を占める中国系の住民がいますので、それぞれの食文化を組み合わせた豊かなレシピが多数存在します。

ブラヒム・トマトソース炒めを作りました

マレーシア料理の中でも、特におすすめのレシピのひとつが「ブラヒム・トマトソース炒め」です。
マレーシアの代表的な家庭料理であるブラヒム・トマトソース炒めには、野菜と豚肉、そしてブラヒムトマトソースとナンプラーが使用されています。

ブラヒム・トマトソースというのはマレーシアの伝統的なソースのひとつで、トマトペーストの他に生ネギやにんにく、唐辛子などが使われています。
薄切りの豚肉の他にオーラムズッキーニやえのき茸、白菜などが使われていて、ご飯にもよく合う一品です。
家に白菜が余っているときなどにおすすめのレシピです。

タイ料理でおなじみのナンプラーは、魚を塩漬けしたあとに発酵・熟成させたもので、マレーシア料理でも好んで使用されています。
特にトラチャンブランドのナンプラーはマレーシアでもファンが多いので、一度使ってみることをおすすめします。

マレーシア風カレーもおすすめ

にんにくと生姜、クミンシードを炒めて作る、マレーシア風カレーもおすすめです。
トマトの酸味とココナッツミルクのまったりした味の組み合わせがいかにもマレーシアっぽくて、癖になりそうな一品です。
マレーシア風カレーには、ガラムマサラを小さじ1杯ほど加えるのがポイントです。

ガラムマサラというのは丁字やカルダモン、シナモンなどをメインにして調合された香辛料のことで、インド料理でよく用いられるミックススパイスです。
胃腸を保護する作用もあるので、夏など食欲のないときには、ガラムマサラを使ったレシピを作ってみるのもいいかもしれません。
マレーシア風カレーには、シーフードを入れるのがおすすめです。
ガラムマサラを使った爽やかなカレーを楽しみましょう。