タイムマネジメントで週末を最大化する計画術
平日は仕事に追われ、ようやく訪れた週末。
限られた時間の中でバイクの走りもキャンプの焚き火も楽しみたいと欲張ると、結局どちらも中途半端になり、疲れだけが残ってしまうことがあります。
忙しい人こそ、徹底したタイムマネジメントとやらないことを決める勇気が必要です。
まずは、完璧を目指さないことから始めましょう。
手の込んだ料理、絶景スポット巡り、長距離走行、これら全てを一度に叶えようとするのは失敗の元です。
「焚き火を見ながらお酒を飲む」「新しいテントを張ることだけ」と、メインの目的を一つに絞ることが、満足度を高める秘訣です。
移動時間を計算に入れる
計画を立てる際は、帰宅時間から逆算してスケジュールを組みます。
特に重要なのがキャンプ場の選定です。
片道4時間も5時間もかかる場所を選んでしまうと、往復だけで一日が終わり、現地での滞在時間が削られてしまいます。
忙しい週末キャンパーにおすすめなのは、自宅から片道2時間以内のキャンプ場です。
この距離感であれば、午前中に出発しても昼過ぎには到着でき、設営後にゆっくりと過ごす時間を確保できます。
また、万が一のトラブルや天候悪化の際も、すぐに引き返せる安心感があります。
やらないことを決めて時間を捻出する
現地での時間を確保するために、手間のかかる作業を大胆にカットします。
例えば、テントの設営時間を短縮するために、ポールを通す手間がないワンタッチテントや、構造がシンプルなワンポールテントを選ぶのも一つの手です。
また、到着後の買い出し時間も意外とかかります。
スーパーで何を作ろうか迷って30分使うくらいなら、自宅近くで済ませておくか、あるいは「料理をしない」という選択肢もアリ。
レトルトカレーやコンビニの冷凍食品、缶詰を活用すれば、準備も片付けも一瞬で終わります。私はよくやっています。
浮いた時間でコーヒーを淹れて景色を眺めるほうが、精神的にリフレッシュできますよ。
出発直前でもあわてない時短準備のコツ
金曜日の夜、疲れて帰宅してからゼロから準備を始めるのはおっくうなもの。
準備の時間を極限まで減らすためには、日頃からの仕組み化がポイントです。
道具のセット化とパッキングの固定
キャンプ道具は、使うたびに片付けるのではなく、コンテナボックスやツーリングバッグに入れっぱなしにしておきましょう。
シュラフやマット、クッカー、ランタン、バーナーといった基本セットを常にひとまとめにしておけば、着替えと食材を入れるだけでOKです。
また、バイクへの積載方法もパターン化しておきましょう。
「このバッグはこの位置、ネットはこのフックにかける」と決めておけば、当日の朝にパッキングで悩む時間をゼロにできます。
忘れ物防止のために、スマホのメモ機能で持ち物リストを作って、出発前にチェックする習慣をつけるのも良いですね。
食材の下処理と現地調達の活用
もし料理をする場合でも、現地で包丁とまな板を出すのは極力避けましょう。
野菜や肉は自宅でカットし、ジップロックに入れて持参すれば、現地では鍋に入れるだけ、焼くだけで済みます。
ゴミを出さない工夫も時短に繋がります。
食材のトレイなどは自宅で処分し、中身だけを持っていくことで、帰りの荷物が減り、撤収作業もスムーズになります。
道の駅のお惣菜や、現地の特産品を温めるだけで楽しむのも、旅の醍醐味であり賢い時短テクニックですよ。
