青ヶ島は、東京都伊豆諸島にある有人島としては最も南に位置する島です。人口は東京一少なく全員合わせても160人。全島が「無番地」と言われるレアな土地柄で、アクセスの困難さもあり辺境中の辺境とされています。しかし、そこには他では見ることのできない壮大な風景、文化、美しい海があり、一度は訪れてみたい場所です!今回は、その青ヶ島に愛車を持ち込んでツーリングをしてみました。貴重な青ヶ島の魅力について紹介しますね!
青ヶ島へのアクセスは?
青ヶ島へ渡るルートは二つです。それは貨客船とヘリコプターの2種類となります。どちらも1日に1便。ヘリで時間は短縮できるけれども料金が半端ない・・・定員も9名と非常に少なく島民が優先して利用することからそもそも予約がとれませんでした。(バイクでツーリングする時点でヘリの選択肢は消えるんですけどね)もちろんえらんだのはもう一つの手段貨客船です。貨客船は島まで3時間かかりますが、料金は割安となっています。ただ、周辺の天候が変わり、欠航になることも少なくありません。ちなみに冬は北風、夏は台風による欠航が多いようですね。また、梅雨時期になると島全体を霧が包まれて楽しくツーリングできません。訪れるなら、秋か春をおすすめします。
貨客船でバイクを運ぼう
伊豆諸島の絶海の孤島でツーリングと聞くと、可能なのかと思う人もいるでしょう。これが普通に運べるんですよ。ただ、大型バイクを輸送する際は気を付けることがいくつかあります。大型サイズのバイクが入るコンテナ、バイクを乗せる台、台にバイクを載せる&おろすのに必要なスロープ。この3つが必須となります。数日前までに東海汽船(伊豆諸島開発)に相談しておきましょう。
青ヶ島ツーリング展望ポイント
青ヶ島で有名な観光地といえば二重カルデラを持つ丸山です。縦じまのババロア模様は椿によるもので、天然ではありません。この縦じまを眺める一番の展望ポイントは、カルデラから集落へ向かう道路です。ここは流し板前の道路と呼ばれていて、巨大なババロアがそびえたち荘厳な雰囲気を醸し出しています。もう一つババロアと外輪山を展望するポイントがあります。それは「尾山展望公園」です。ここには島最高峰の山がそびえたっており、世界でも珍しい二重カルデラを一望できます。見渡す限りの水平線に思わず息をのんでしまいました。
ツーリングの後はくさやで腹ごしらえ
伊豆諸島には伝統の保存食くさやがあります。青ヶ島のクサヤはムロアジと呼ばれる魚でつくられており、いうほど臭いはきつくないです。白いご飯と会うクサヤで青ヶ島を満喫しました!もちろんクサヤだけでなく地元でとれた魚の刺身もたべられるので、青ヶ島に行った際はぜひ堪能してほしいです!