キャンプの魅力の一つは、自然の中でリラックスしながら美味しい食事を楽しめること。焚き火を囲み、テントの前で食事をしながら、普段では味わえないような料理を楽しむのは格別です。今回は、キャンプにぴったりな簡単おつまみレシピをいくつかご紹介します。アウトドアの調理環境を活かし、手軽に作れる「鶏ハム」や「クリームチーズの醤油漬け」を使ったレシピで、キャンプの夜をさらに楽しくしましょう。
鶏ハム:放置で簡単!しっとり美味しい
キャンプ料理で大切なのは、準備が簡単でかつ美味しさを損なわないレシピ。鶏ハムはその点で非常に優れた選択肢です。鶏むね肉を使い、簡単にしっとりとした食感を実現できます。しかも、放置しておくだけなので、調理の手間を最小限に抑えつつ、美味しいおつまみが完成します。
材料
- 鶏むね肉(300~350g)
- 塩(鶏肉の重さの1%)
- 砂糖(塩の1/3)
- 胡椒(お好みで)
- オリーブオイル(大さじ1)
- 日本酒(大さじ1)
- 生姜(スライス1~2枚)
- ネギの青い部分(あったらでOK)
- 水(1L)
作り方
- 鶏肉の準備
まず、鶏むね肉を常温に戻し、クッキングペーパーで余分な水分を拭き取ります。キャンプのアウトドアであれば、鶏肉を事前に用意しておくと便利です。生姜をスライスし、お湯も沸かしておきます。 - 塩と砂糖の調味
鶏肉に塩、砂糖、胡椒を均等にまぶします。塩は鶏肉の重さの1%、砂糖はその1/3の量を目安にします。鶏肉の大きさによって調整するのがポイントです。 - ジップロックでのマリネ
鶏肉をジップロック袋に入れ、オリーブオイル、日本酒、生姜、ネギを加えて軽く揉み込みます。このまま1~2時間ほど放置して、味をしっかり染み込ませましょう。 - 湯煎調理
事前に沸かしておいた1Lのお湯に鶏肉を入れ、再沸騰したら火を止めて蓋をし、1時間放置します。放置中に他の料理や準備ができるので、非常に効率的です。 - 仕上げ
1時間経過したら、鶏肉を取り出し、冷ましてから薄くスライスして完成です。シンプルながらしっとりとした鶏ハムができあがります。
コツ・ポイント
- 鶏肉のグラム数は必ず300g以上にしておきましょう。それ以下だと、火が通りすぎてパサついてしまう可能性があります。
- もし鶏肉がしっかりとお湯に浸からない場合は、皿を使って押し込むと良いです。
- 出来上がった鶏ハムは、冷蔵庫で数日保存が可能なので、キャンプ後にもお土産として持ち帰ることができます。
クリームチーズの醤油漬け:簡単に美味しさ倍増
アウトドアで楽しめる簡単なおつまみとして、クリームチーズの醤油漬けも人気です。クリームチーズはそのまま食べても美味しいですが、醤油で漬けることによって、旨味が引き立ち、さらに濃厚でお酒にぴったりの一品になります。しかも、事前に準備しておけば、キャンプの際にはそのまま取り出して食べるだけという手軽さが魅力です。
材料
- クリームチーズ(200g)
- 醤油(大さじ2)
- みりん(大さじ1)
- だしの素(ひとつまみ)
- いりごま(適量)
- 刻みネギ(適量)
作り方
- クリームチーズの下ごしらえ
クリームチーズを常温に戻しておきます。固いままでも食べられますが、柔らかくなっている方が味がよく染み込みます。包丁で食べやすい大きさにカットします。 - 漬け液を作る
醤油、みりん、だしの素を混ぜて、漬け液を作ります。みりんを少し加えることで、甘みとコクが増し、まろやかな味わいになります。 - 漬け込む
食べやすくカットしたクリームチーズを保存容器に入れ、漬け液を注ぎます。蓋をして冷蔵庫で1時間以上漬け込みましょう。漬け時間が長いほど、味がしっかりと染み込みます。 - 仕上げ
食べる直前にいりごまと刻みネギをふりかけて完成です。シンプルでありながらも、その美味しさは格別です。
コツ・ポイント
- クリームチーズの種類によって味わいが変わりますので、お好みのものを選んでください。
- 漬け込む時間は短いと軽い味付けに、長いとより濃厚な味わいに仕上がります。自分好みの漬け時間を見つけましょう。
- このレシピは、簡単にアレンジもできます。例えば、唐辛子を加えるとピリ辛のアクセントが加わります。
アウトドアでの調理方法:焚き火を活かしたシンプル調理
キャンプでの料理は、シンプルでありながら味わい深いものが一番です。特に焚き火を使うことで、食材に独特の香ばしさが加わり、普段の料理とは違った楽しみが広がります。焚き火での調理法を上手に活用すれば、さらに美味しいおつまみが作れます。
焚き火を使った調理のコツ
- 火力の管理
焚き火を使う際、火力の調整が肝心です。強すぎる火は焦げやすいため、火を少し弱めるか、薪を少なくして火を調整しましょう。焚き火台を使うことで、火力をコントロールしやすくなります。 - アルミホイルを活用
アルミホイルは、食材を包んで火にかけることで、蒸し焼きのような状態になります。これにより、食材がしっとりと仕上がり、風味も逃げません。例えば、鶏肉や野菜をアルミホイルに包んで焼くだけで、手間いらずの美味しい料理が完成します。 - ダッチオーブンの活用
ダッチオーブンは、アウトドアでの調理にぴったりの鍋です。じっくりと食材を煮込み、味を染み込ませることができるため、煮込み料理やスープに最適です。 - 簡単な道具を使う
必要最低限の道具で調理を行うことで、後片付けも簡単になります。キャンプではあまり手をかけずに、素材本来の味を活かした料理を心がけましょう。
まとめ
キャンプの楽しみの一つは、美味しいおつまみを自然の中で
ゆっくり味わうことです。鶏ハムやクリームチーズの醤油漬けは、簡単に作れて、どちらもお酒とよく合います。キャンプの際は、手軽にできる調理法で美味しい食事を楽しんでください。そして、焚き火を囲んでリラックスしながら食事をする時間を大切にしましょう。次回のキャンプでは、ぜひこれらのレシピを試して、素晴らしいアウトドア体験をしてみてください。